日本テレビ放送網株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:福田博之、以下「日本テレビ」)は、生成AIの急速な進歩に伴うフェイク画像・映像の氾濫に対し、報道素材の信頼性を担保するための「真贋判定技術」の開発プロジェクトを発足いたしました。
 本プロジェクトは、株式会社ロジック・アンド・デザイン(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐藤公明、以下「ロジック・アンド・デザイン」)との共同プロジェクトとして推進されます。日本テレビが持つ報道・メディアにおけるファクトチェックの知見とロジック・アンド・デザインが保有する特許技術を融合し、人間の目では識別不可能な高度なAI生成コンテンツを識別する革新的なアプローチに挑戦します。

■共同プロジェクト発足の背景と課題
 昨今の生成AI技術の著しい進歩により、極めて精巧なフェイク画像や映像の生成が容易となりました。現在、そのクオリティは人間の視覚による判断基準を遥かに超えるレベルに達しています。日本テレビをはじめ放送局や新聞社など報道機関は、事件・事故、災害時などにSNSに投稿された動画や画像をニュース素材として活用することがありますが、生成AIによって作られたフェイク動画や画像の投稿が増えており、こうした動画や画像を使用することによる誤報リスクがかつてないほどに高まっています。報道現場において、素材の真正性を担保し、放送・配信の可否を迅速かつ的確に判断するための技術的セーフティネットの構築が急務となっています。

■開発する「真贋判定技術」の特徴と解決策
 本プロジェクトでは、この課題に対し、日本テレビ報道局が培ってきたファクトチェックの知見と、ロジック・アンド・デザインが保有する独自の特許技術(映像・画像の鮮明化アルゴリズム等)を応用した判定システムの開発を目指します。
 現在の生成AIは日進月歩で技術革新が続いており、特定のAIモデルに依存した判定手法では、新しいAIが登場した際に機能しなくなる懸念があります。そのため、本プロジェクトでは、特定の生成AI技術の進化に左右されない本質的なアプローチによる手法の開発に注力します。これにより、将来にわたって報道現場で機能し続ける強固な真贋判定システムの確立を目指します。

■実用化に向けた目標時期
 本技術開発は非常にチャレンジングなテーマであり、既存の延長線上にはない未知の領域への挑戦となります。ロジック・アンド・デザインでは、実用的なシステム開発までのステップを計画的に進め、2027年内の技術確立および実用化を目指してまいります。不確実性の高い難題に対し、両社の強みを掛け合わせ、強い意欲を持って邁進してまいります。

【ロジック・アンド・デザインについて】
 画像鮮明化アルゴリズムおよび復元高解像度化技術開発を行い、医療機器、防犯・警備・防災・ドライブレコーダー・車載カメラ、検査、ドローン向け等にハード機器、ソフトウェア並びにライセンス販売を行っております。
 社名:株式会社ロジック・アンド・デザイン
 本社所在地:〒160-0004 東京都新宿区四谷3-2-1 フロントプレイス四谷5階
 ウェブサイト:https://www.lad.co.jp/

以上
日本テレビ放送網株式会社 総務局広報部